英国BBCのTVドラマ「SHERLOCK／シャーロック」

そんなコンセプトで制作された英国BBC放送の大人気TVドラマ「SHERLOCK／シャーロック」が、日本全国無料のBSテレビ局Dlife/ディーライフで初放送中です。（2019年現在）
日本ではNHK BSプレミアムで放送された「SHERLOCK」（シーズン1はNHK総合でも放送されました）ですが、まだ見たことのない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、今では大人気ハリウッド俳優であるベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが、それぞれシャーロックとジョンを演じる「SHERLOCK」の魅力に簡単に紹介し、その視聴方法などを確認します。

私と「SHERLOCK」との出会い

この大人気ドラマの魅力については各方面で語られているので、ここでは私と「SHERLOCK」との出会いについて触れるのみにしましょう。
2011年の夏に「SHERLOCK」シーズン1（全3話）がNHK BSプレミアムで初放送されたとき、私は全話録画はしたのですが、私はそれを1年間ほったらかしにしていました。

という部分にどうも触手が伸びなかったのです。
また、2000年に入ってからもシャーロック・ホームズを映像化した作品はいくつかありましたが（その中にはBBC制作のものもありました）、どうもホームズ物語の原作からかけ離れすぎている印象の作品が多くて、それもあって「SHERLOCK」にもあまり期待を抱いていなかったのです。
それは、こちらでも紹介したジェレミー・ブレット主演の「シャーロック・ホームズの冒険」が素晴らしかったこともあったのでしょう。

翌年の2012年に「SHERLOCK」のシーズン2（全3話）が初放送されるということで、ようやく重い腰を上げて録画したシーズン1を見ることにしたのです。。。

と驚愕しました。
まず、原作を現代風にアレンジしながらも、ちゃんと原作のエッセンスを感じられたこと。
そして、シャーロック（・ホームズ）とジョン（・ワトソン）の関係が対等なことも好感を覚えました。
「シャーロック・ホームズの冒険」において、ワトソンの位置づけはホームズと対等になったと思いますが、その後の作品はワトソンの位置づけが強くなりすぎて、ホームズは単なるエキセントリックな存在という作品が増えてきたのに辟易していたのです。
そして、あの斬新な字幕演出にも感銘を受けました。
今でこそ、あの演出は日本のドラマでも普通に使われていますが、「SHERLOCK」が英国で初放送された2010年では画期的な手法だったのです。
なお、NHKで放送された日本語吹替版では、あの字幕演出も日本語化されています。

シーズン1から間隔を置かずにシーズン2を見られたことは、私にとってある意味、幸運でした。

【参考】Dlife/ディーライフの視聴方法（AXNミステリーでの放送予定を追記）

全国無料のBSテレビ局Dlife/ディーライフ。
Dlifeで英国ドラマを放送するのは、比較的珍しいのではないでしょうか。
無料BS局が視聴できる環境ならば、大抵は視聴できると思いますが、まれにアンテナの年式・機種が古すぎたりする場合は、他のBS局が視聴できてもDlife（BS258）が視聴できない場合があります。
（私が10数年前に住んでいた集合住宅の共同受信アンテナがそうでした。）

今回のDlifeの放送では、オリジナル90分版を前編・後編に分けて、シーズン1〜3まで毎週放送されるようです。
字幕版と二カ国語版が放送されているので、字幕演出にも注目してみましょう。「SHERLOCK」は、

に、Dlifeにて放送中です。（レギュラー放送は終了しました。）

動画配信サービス；2022年6月2日よりアマプラで配信！

Dlifeではシーズン3（全3話）までしか放送されませんでしたが、「SHERLOCK」は特別編『忌まわしき花嫁』およびシーズン4（全3話）まで制作されています。
2019年現在、それらも見るために最適な定額動画配信サービス（サブスクリプション）は？

Netflixでした。

他の動画配信サービスでも「SHERLOCK」は配信されていますが、全部見ようとすると都度課金する必要があるサービスが多い中、Netflixは特別編もシーズン4も定額の範囲内で視聴できます。
字幕版、日本語吹替版ともに視聴できますが、先に紹介したあの字幕演出はどちらも英語です。

Netflixでの配信は、2022年5月末で終了しました。

2022年6月2日より、Amazonプライム・ビデオで見放題配信開始です！（吹替版／字幕版）

Amazonプライム・ビデオの日本語吹替版の字幕演出は、日本語のようです。

また、字幕版ですが、撮影秘話を収めたドキュメンタリーも見放題配信で見られるようです。

【参考】Amazonプライム

Amazonプライムは、年間プラン4,900円（税込；月々約409円）または月間プラン500円(税込)で、

などのデジタル特典を、追加料金なしで使える会員制プログラムです。

Amazonプライムを利用したことがない方、一定期間以上利用していない方は、30日間のプライム無料体験に申し込むことができます。
30日間、上に挙げたようなサービスをすべて無料体験できる上、万が一、自分に合わないため解約したい場合も、下のリンクのようにちゃんとキャンセルできるので安心です。
（30日の間にキャンセルしなければ、有料Amazonプライム会員に自動更新されます。）

Amazon.co.jpヘルプ：Amazonプライム会員登録をキャンセルする、返金を受ける

Amazonプライムビデオは、マルチデバイス対応です。

Amazonプライム・ビデオ

Blu-ray / DVD：プチ・ボックスあり

DVDプチ・ボックス

気軽に見るなら、DVDのプチ・ボックスがあります。


『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン1
『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン2
『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン3
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 [AmazonDVDコレクション]
SHERLOCK/シャーロック4プチ・ボックス [DVD] KADOKAWA / 角川書店

ベイカー・ストリート 221B エディション

特典も含めてコンプリートしたくなったら、今ならこちらのBlu-ray & DVD BOXでしょう。
私は、現在これを所持しています。


SHERLOCK/シャーロック ベイカー・ストリート 221B エディション [Blu-ray]
SHERLOCK/シャーロック ベイカー・ストリート 221B エディション [DVD] KADOKAWA / 角川書店

これの良いところは、シーズン1第1話のパイロット版や、シーズン2とシーズン3をつなぐクリスマス・ミニエピソードなど、今までの特典映像がすべて収録されていることに加えて、（DVDではありますが）シャーロックとジョンの吹き替えを担当された三上哲さんと森川智之さんが対談したりしている特典ディスクが新たに付属していることです。
また、全作品に英語字幕を表示できるようになりました。
シャーロックを演じたベネディクト・カンバーバッチさんと、ジョンを演じたマーティン・フリーマンさんが多忙になったことなどもあって、シーズン5の制作は未定な中で、今のところはベストなコンプリート・ボックスであると言えるでしょう。

以前のコンプリート・ボックスを買い取ってもらう

とは言え、先のBlu-ray & DVD BOXは（例えば、Amazonのタイムセール祭りなどで購入したとしても）少々お高いです。
実は、これが出る前は、私は以下のシーズン3までのコンプリート・ボックスと『忌まわしき花嫁』、そしてシーズン4のボックスを持っていました。


SHERLOCK/シャーロック シーズン1-3 コンプリート Blu-ray-BOX
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 (特典付き2枚組) [Blu-ray]
SHERLOCK/シャーロック シーズン4 Blu-ray-BOX KADOKAWA / 角川書店

ピクチャーディスクなど、これはこれで味わいがあったのですが、収録内容は重複するため、私はこれらを売却してベイカー・ストリート221B エディションを購入する資金に当てることにしました。
どこで買い取ってもらおうかと迷いましたが、選んだのは古本の買取／通販のネットオフ（NET OFF）。

クーポンが適用されて買取金額がアップされたこともあって、この時は良い取引ができ、新しいBlu-ray BOXを購入する資金の一部を賄うことができました。
お金に余裕があれば、両方のコンプリート・ボックスを持っておくのもいいかもしれませんが、

場合は、ネットオフなどを活用してみるのもよいのではないでしょうか。
ネットオフの宅配買取サービス

公式ガイドブック・トリビュート本

シーズン1、2を、ジョンの作ったスクラップブックの形式で紹介した『シャーロック（BBCドラマ）ケースブック』と、シーズン1〜3までをフルカラーでまとめた『シャーロック・クロニクル』があります。（いずれも翻訳は早川書房、電子書籍あり。）

シャーロック(BBCドラマ)・ケースブック
シャーロック・クロニクル 早川書房

ガイドブックではありませんが、『シャーロック・クロニクル』の作者も携わっている「SHERLOCK」のトリビュート・クイズ本、『シャーロック・パズルブック』（論創社）が2022年5月に日本でも刊行されました。
かなり難しいトリビア・クイズ本ですが、久しぶりにシャーロック＆ジョンが帰ってきました！
なお、この翻訳本を監修された北原尚彦さんは著名なシャーロッキアンですが、そのあとがきにも書かれているように、北原さんは「SHERLOCK」パスティーシュ短編集である『ジョン、全裸連盟へ行く』（早川書房、電子書籍あり）を記されています。
シャーロック＆ジョンの活躍が、日本オリジナルの小説で楽しめますよ。
（続巻も期待できそうです。）

終わりに

今回はDlifeで「Sherlock／シャーロック」が初放送されるということで、この大人気ドラマを取り上げてみました。
本来は、Dlifeで放送が開始される前にこの記事を書くべきでしたが、まだ間に合います。
Dlifeで再々放送も期待しながら、ネット配信やBlu-ray / DVDなども活用していきましょう。

追記

2019年秋に放送された、日本の「シャーロック」はこちらから。